一浪中の長男の受験。
センター利用入試でB判定だった学部が補欠合格を含めて全て不合格でした。
目次
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落ち着かない合否結果までの過ごし方。
一般入試の合否の発表までの約一週間、
当の本人は元より私も考えることはネガティブなことばかりで長くてしんどい
時間を過ごさないといけません。
ですが、無駄なことをくよくよと考えているより、もっと建設的にこれからのことを
考えていこうと思い、前回の「娘の不登校」について当てはめてみた
ニューロ・ロジカル・レベルのことを思い出します。
今回は息子の受験について、6つに分かれる意識の向け方をそれぞれ当てはめていって、
今私自身の気持ちを整理してみようと思いました。
別の記事
浪人中に親である私がしてきたこと。
「成果」や「結果」を意味するアウトカム、「こうなればいいな」といった望ましい姿を
イメージできるような形をきめるのですが、一つ約束事があります。
「自分が率先して始められて、自分でコントロールできるもの。」
なので、「息子が受験に成功して、志望大学に入学する。」ではいけません。
なかなか思いつかないので、息子が浪人中の一年間の私の行動を振り返ります。
<私がしてきたこと>
・浪人をすると決まってから、一緒に予備校探しをする。
・保護者会には必ず参加して、担任の先生の話をしっかりと聞く。
ここまでは私なりに寄り添って行動してきました。ですが、
・夏ごろに志望校は決定するが、勉強方法や成績などは全て本人任せ。
・ちょくちょくと予備校を休むようになっても、何も言わない。
・煙たがられるとわかっていたので、全てのことで息子から話すことは聞いても
私からは一切何も聞かない。言わない。
・志望校の受験要項も把握しないで、全て息子任せ。
・昔と違って本当にややこしくなった最近の大学入試の仕組みも読んでも頭が混乱して
いたので、親の方が全く無知で理解しようとも思わなかった。
「お母さん、ちょっとウザい。」と思われたくなかったので、全て本人任せにしていましたが
実は私たちの方が面倒だと思っていて、息子の大学受験に歩み寄ろうとしていませんでした。
結局は「娘の不登校」と同様私自身の問題。
そして、息子のことを意識が低いと言うより、
私たちの受験生の親である私という意識が低すぎたことに気づくのです。
全く息子のことを言えた義理ではなかったのです。
もちろん過干渉はよくないのですが、今思うと息子と関わりすぎてしまったら
私の焦りや苛立ちが息子に伝わってしまうのが、私自身よくわかっていたので
あえて関わらないようにしていたのだと思います。
広い家ではないので、それが100%回避できたかというとそれは不可能なことで
私が何も言わなくても息子には私がそういう思いでいるということが嫌というほど
伝わっていたのだろうと思います。
結局は受験生に必要な勉強しやすい環境を用意できていませんでした。
そして、アウトカムは娘の不登校の編で書いた
「娘が元気に安心して登校できるように、
母親である私がいつも明るくて安定した精神状態になりたい。」
と同様に
「息子が自分の決めた進路に進めるように、
母親である私がいつも明るくて安定した精神状態になりたい。」
に結び付くのでした。
別の記事
一般入試の発表まで、どうして落ち着かないのか。
そして、ニューロロジカルレベルに沿って考えているうちに
どうして気持ちがソワソワして落ち着かないのかを考えてみると、
それも結局は私自身が環境・行動・能力といった下層のレベルいわゆる
「周囲に対して」ばかりにしか目を向けていないからかもしれません。
せっかく浪人したのにどこにも受からなかった。
息子の将来はどうなってしまうんだろう。
心配してくれている人たちに何て言えばいいだろう。
そんな「状態」や「世間体」など目に見えることばかりを考えるからしんどくなったり、
気持ちが落ち着かなかったりするのです。
そんなことより、アウトカムに従って、上の階層の「自己」「信念・価値観」に従って
どんなことがあっても母親である私が心穏やかであって、息子の味方になってやる
ことだけを考えないといけなかったのです。
結局はなんだかんだ言っても、他人からの評価や評判ばかり気にして、
それを基準に考えてしまっていたから落ち着かなかったのです。
息子が大学に受かった受からなかったなんて、
同級生の友達やお母さんにとったら、どうでもいいことだろうだし、
高校や予備校にとっても、関わっている受験生は息子一人ではありません。
今回の結果で気づいたこと。
もし今回、何の問題もなくするりと大学が決まっていたら、ただ諸手を上げて
喜ぶだけで、きっとこんなにじっくりと受験について考えることはなかっただろうし、
息子にしても、辛くて不安な時間をただ手をこまねいているしかないといった
こんな経験をすることで、少しでも強くなってくれたらいいなと思います。
そして受験して大学で学ぶのは自分の将来や目標達成のための手段であって、
目的ではないということに気づいて、何のために大学に行きたいかをじっくりと
考えてみるいい機会だと思えました。
なんだかずいぶんと心が軽くなりました。
一般の結果まではしばらくありますが、その結果がどうであれ息子とじっくりと
今後のことを一緒に考えていこうと思います。