娘の不登校と「かくれ貧血」の関係を疑ってみる。

中学では3年間不登校だった娘の高校生活のその後。

二学期になると、ずっと張りつめていた糸がプツンと切れたように学校を休みがちになり、

定期テストも全く受けれないまま終わってしまいました。

中学3年間不登校だった娘の高校生活。
中学3年間不登校だった娘が受験して、高校生活がはじまりました。1学期はどうにかこうにかしてがんばって通学していましたが、2学期になってだんだんと不安定になってきてとうとうまた不登校になってしまいました。

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学校に行きたくても行けないジレンマ。

そして家で休んでいても、なんかしんどい、ぐっすりと眠れない、大好きな絵も描けない

などといつも不調をもらしていたので、それも登校しないといけないプレッシャーから

くるものだと思っていたので、私はその苦しみから逃れられるのなら、高校を辞めた方が

いいとさえ思っていました。

でも、本人は絶対に辞めたくない。なのに体が思うように動かないというジレンマで

苦しんでいました。

冬休みの前にあった三者面談では、担任の先生に3学期もこの調子で休んでしまうと

間違いなく単位を落としてしまうとくぎを刺されてしまいましたが、

本人もそれは承知のことだったので、うなづくことしかできません。

ただ、先生の厚意で進級するためにどうしても受けなくてはいけない授業の時間数を

まとめた特別な時間割をいただき、娘もその場で3学期はがんばって登校すると

約束して2学期を終えます。

3学期になっての娘の様子。

3学期になると、約束通り先生に書いてもらった時間割に合わせて、できるだけ登校する

ようになりましたが、どうしても体調がすぐれない日が続きます。

しんどくて早退すると、学校に親から家に着いたと学校に電話で知らせないといけないので

私も仕事中ですが気が気でありません。

そして、夜私が家に戻っても起きずに、食事も摂らずに朝まで眠り続ける日もあったり

しました。

私は単純に体力不足のための疲れと精神的な疲れが重なり、それが上手く解消できて

いないとばかりずっと思っていたので、とにかく休ませようとそのまま寝かせて

おくようにしていました。

なかなか取れない疲れや頭痛、めまい、動悸などそれほど重くなくても自覚症状は

以前からあり、私はそれはずっと自律神経の乱れからだと思っていたので、

なるべく娘のストレスがかからないようにすることしか考えていませんでした。

ですが、つい最近娘が私に「私、貧血かもしれない。」と言い出してきたのです。

私自身今まで「貧血」だと自覚したことがなく、その辛さを経験したことがなかったので、

娘に対してもそんな疑いを持つことなく、まさかの「貧血」なんて全くの盲点でした。

ですが、改めていろいろ調べているうちに症状が娘にピッタリなので、早速対処方法を

調べてみることにしました。

初めて知った「かくれ貧血」の存在。

日本人の成人女性の約10人に1人、月経がある女性に限ると5人に1人が貧血があって

もっとも多いタイプが体内の鉄が不足することによって起こる鉄欠乏性貧血だと

言われています。

赤血球は肺で酸素と結合して全身に酸素を送り届けるのですが、それは赤血球に含まれる

ヘモグロビンの働きによるもので、そのヘモグロビンを作るために不可欠なものが鉄

になります。

なので、その肝心の鉄が不足してしまうと、ヘモグロビン自体が上手く作られなくなって、

体内に十分な酸素を送り届けることができなくなり、全身が酸素不足の状態になって

しまいます。

この時に体調不良を訴えて受診すると、成人女性の場合、ヘモグロビン値が11g/dl未満なら

「貧血」と診断されるのですが、ヘモグロビン値が基準値内であれば「貧血」だと

診断されないケースが多いようなのです。

そしてヘモグロビン値は正常だったのに、貧血の症状が改善しないのは

実は鉄の欠乏による「かくれ貧血」である場合が多いと言われています。

一般的な血液検査で貧血を調べる場合は

赤血球数や白血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板を診ます。

ですが、その「かくれ貧血」のカギは「フェリチン」というタンパク質にあります。

「フェリチン」とは鉄を包み込んで貯蔵する貯蔵庫の働きをします。

そして、「ヘモグロビン」は鉄によって作られて、酸素を運搬する働きをします。

「かくれ貧血」について調べてみる。

まず

体内に取り込まれた鉄は優先的に「ヘモグロビン」に回されてしまいます。

そして、

出血などで鉄不足になると今度は「フェリチン」に貯蔵していた鉄から使われてしまいます。

なので、鉄の摂取量が不足していくと、まずは貯蔵庫である「フェリチン」の鉄から

なくなっていくので、先に「フェリチン値」が低くなります。

こうなると体内の鉄が欠乏している状態になって、潜在的貧血=「かくれ貧血」になっている

可能性が考えられます。

そもそも鉄の役割は酸素を体中に運搬する重要な役割がありますが、

その他に肝臓の解毒酵素や抗酸化酵素を活性化する働きもあったり、

神経伝達物質であるドーパミンやセロトニン、メラトニンの作る手助けをする。

といった働きもします。

そして、体内の鉄が欠乏していると次のような症状が現れます。

・頭痛、めまい、立ちくらみ

・動悸、倦怠感、息切れ

・疲れやすい、倦怠感、朝が起きれない

・気持ちが沈む、イライラしやすい

・爪が割れやすい

・髪の毛や肌のツヤがなくなった

・風邪を引きやすい

これらの多くが、今の娘にピッタリの症状です。

顔色が悪い、疲れやすい、めまいがするなど身体的な症状はもとより

やる気が起きない、いつも不安である、ぐっすり眠れないなどの精神的な症状

そんな神経伝達物質が鉄の欠乏によって作られていなかったためだったとしたら、

ますます娘も「貧血」の可能性が出てきます。

食事から鉄不足を解消する。

体内には成人で3~4gの鉄があると言われていますが、

その65%が血液の中の赤血球に含まれる「ヘモグロビン」という形で存在します。

4%は筋肉中に「ミオグロビン」という形で存在して、

残りの15~30%は先ほどの「フェリチン」に貯蔵鉄という形で存在します。

日本人の一日あたりの鉄の摂取量

成人男性 推奨は7.5mg 平均摂取量は8.1mg

月経のある女性 推奨は10.5mg 平均摂取量は7.3mg

と明らかに女性に鉄不足の人が多いのがわかります。

娘もまずは病院にいくのが一番いいのですが、注射嫌いの娘のたっての希望で食事から

鉄を多く取り入れるようにしていきます。

①毎日3食、しっかりと食べる。

登校するとその疲れから寝込んでしまい、食事を抜くことも度々あったので

私もそのまま寝かしておくのではなく、無理にでも起こして食事をさせます。

②お肉やお魚をたくさん摂れるようにする。

牛や豚肉の赤身やマグロ、カツオなどの赤身の魚は、運動量が多い筋肉の部分にあたります。

酸素をたくさん必要とする部位なので、体内に吸収されやすいヘム鉄を多く含む

「ミオグロビン」が豊富。

レバーは貯蔵鉄の場所である肝臓なので鉄の含有量はとても多いのですが、

正直家族中苦手なので、これは敬遠してしまいます。

また、スーパーでも年中手に入りやすいアサリの水煮缶も含有量が多いので

いろいろと活用したいです。

③効率的に鉄が摂れるようにする。

野菜に含まれている鉄は非ヘム鉄といって、動物性の鉄であるヘム鉄とは構造が少し違って、

腸での吸収率が低くなります。

多く含まれていると言われる小松菜などの緑黄色野菜やひじきや海苔、大豆製品などを食べる

時にはビタミンCを一緒に摂取すると吸収率が高くなると言われています。

果物に多いビタミンCですが、レモンやブロッコリーやトマト、菜の花、ゴーヤ、いも類など

野菜にも多く含まれているので、献立を考える時に工夫していきたいと思います。

④サプリメントも上手に活用してみる。

基本的に娘は小食なので、おそらく食事だけで摂取するのは限界がありそうなので、

サプリメントも活用しないとなって思っています。

精神的な病気までも招く鉄不足。

鉄分不足の「貧血」が原因で、体内が酸素不足になって、疲労感や倦怠感、めまいなど

の身体的な症状だけではなく、精神的な部分で影響がある神経伝達物質も不足していき

幸福感に影響する「ドーパミン」抑うつ状態の原因になる「セロトニン」

不眠につながる「メラトニン」なども不足していくことには本当に驚かされました。

一時期、なかなか抜け出せない娘の心と体の不調について、思い切って心療内科の受診を

考えたこともありました。

ですが、もし「貧血」が原因だとしたら、精神安定剤など処方されても根本的な原因が

解消されていないので、おそらく効果はなかったでしょう。

とりあえず私たちで今できる対処方法で様子をみていき、少しでも前進できればいいなと

思っています。

また、その後の経過などをまた綴っていきたいと思います。

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