顎下腺唾石症の手術と入院生活。

10年程前のお話です。

耳の下辺りに違和感を感じるようになり、特に食後になるとつっぱったような

腫れが目立つようになりました。

気になったので、近所の耳鼻咽喉科に行って、レントゲンを撮ってもらったら、

耳下腺にゴマ粒くらいの石が2、3個ありますと言われました。

これは唾石と言って、唾液腺にできる結石のようで、尿路結石や胆石のように

カルシウムが沈着してできた石を言うそうです。

そして唾液と一緒に自然に排出される場合があるので、この時は様子をみることにしました。

その後も酸っぱいものや塩辛いものを食べると耳の下にどんぐりほどの大きさにぷくっと

腫れることがしばしばあったのですが、痛いというより痛痒いような感覚で、しばらく

マッサージしたら、じわっと唾液が流れ出る感じになって、腫れも引いていくので、

我慢できないくらいの不快感ではなかったので、ここは付き合っていくようにしていました。

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次第に大きくなっていった石。

ですが、今年の春に急にのどではなく、右顎の下に何かがあるような違和感を感じるように

なり、次第に食事の度に目立って腫れるようになり、

今度は痛痒いより扁桃腺炎の痛さのような突き刺さるような痛さを感じるようになりました。

よく聞く結石ののたうち回るくらいの痛さではなかったですが、

日常生活をしていても差し障るくらいの痛さだったので、今度は総合病院に行き、

案内された口腔外科を受診することになりました。

そしてそのままCTを撮ることになりました。

すると、右側だけではなくと左側にも石があって、10年前にあった耳下腺の石が大きくなって

顎下腺に下りてきたのかもしれないと言われました。

特に痛みのひどい右側は石が6mmほどあり、痛みが続くなら、手術して取った方がいい

とのことでしたが、仕事のことや家のことを思うとその場で決断できなくて、

取りあえず痛み止めの点滴を1時間受けて帰ることにしました。

トントン拍子で決まった手術日。

それからは痛みは治まっていたのですが、その2日後にまた痛みと腫れがひどくなり、

また病院に行くことに。

そして結局手術して取ってもらうことにしました。

私の場合、石の場所が顎下腺の内側にあるために、顎の下を切開して顎下腺ごと取り除くと

いう手術になるので、先生は申し訳なさそうに首に傷跡が残ると言われましたが、

私としてはしわなのか傷なのか、もうわからない状態かもって感じで案外平気でした。

手術室の空きは3週間後ということで、この日は鎮痛剤の処方と

手術は全身麻酔で行なうので、心電図、血液検査、心電図、肺活量などの術前検査して

帰宅しました。

ですが、その2日後に急遽手術室の空きが出たと、主治医から突然TELが入りました。

本当に急でしたが、いつ痛くなるかとビクビクして過ごすよりはいいと、会社も家族も

そう言ってもらえたので、そのTELの3日後に手術することになりました。

手術日前日の午前中に病室に入り、一通りの説明の後、普通食のお昼ごはんを食べて、

午後は麻酔医の診察を受けます。

アレルギー体質なので、その辺のヒアリングが長かったのですが、それが終わると

病室に戻り、痛み止めの点滴をしてもらい、後はゆっくりとベッドの上で過ごします。

いろいろ学んだ久しぶりの読書。

持ってきた本を取り出し、さっそく読書です。

とりあえず痛みはないし、晩ごはんのなど心配もなく寝るまでゆっくりと本が読めるなんて、

幸せだなって思いながら、ずっと読みたかった本を一気に読み終えました。

本には気づかされたこと、教わったこと、考えさせられたことが詰まっていて、

手術前の不安な気持ちさえも少し和らいだ感じになりました。

たいした病気ではないけれど、手術することになって、こうやって入院して病院で過ごす中、

久しぶりの読書のせいもあってか、

この時に初めてこれからの人生観までもを見直すことができたような気がします。

バタバタと忙しく過ごしてきた毎日でしたが、

もう少し一日一日を大切に生きていかないとなって改めて思えました。

ただ、この気持ちを持続していくためにも、こうやってインプットしたものは

備忘録としてアウトプットしていって、少しづつ消化していくつもりで書き溜めていかない

となって思いました。

手術日当日

手術の時間は午後の3時を予定していました。

なので、朝から絶食になり、朝食と昼食の代わりに小さな紙パックに入った栄養ドリンクを

2本づつ与えられたのみで、お水も飲めず、空腹に耐えないといけないのが辛かったです。

夫も付き添いに来てくれて、手術室には歩いていきます。

簡単な手術と聞かされていたのですが、手術室の入ると主治医の先生をはじめ、

年配の先生から学生のような先生、看護師さんなど15名くらいいて少し怖くなりました

が、どの先生もやさしくてリラックスした気持ちで手術台にのぼれました。

麻酔の点滴を打ったあとマスクをされて、深呼吸を7回くらいしたら、

もう意識はなくなっていて、病室に戻ったのが午後6時くらいでしたが、

手術の時間はおよそ2時間ほどでした。

夫とは少し会話ができるくらいでしたが、麻酔のせいで意識がまだボーっとしてして

この辺の記憶は曖昧で、夫が帰ったのも気づかず、その夜の3時くらいに

やっと意識がハッキリとしてきて、看護師さんを呼んで手術着から自分のパジャマに

着替えることにしました。

次の日の朝はすっかりと目が覚めて、お手洗いに行って鏡を見ると、

顎の下から血液が通った管が出ていて、看護師さんに聞くと

石と一緒に顎下腺の組織の一部も取ったためにその部分に隙間ができて、

そこに出血した血液が溜まると感染症の恐れがあるので、

その血液を抜くために管を通したと言われました。

ただ、傍からみるとやや不気味な感じです。

顎の下からはその管がお腹に着けた袋につながっていて、腕には抗生剤の点滴と不自由だし

そのためにお風呂も2日間入ることできずに気持ち悪かったのですが、

それ以外は術後の経過も良好で、家族や会社には迷惑はかけたけど、

私にとってはいい骨休めもできて、気分もリフレッシュできた5日間の入院生活でした。

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